京の一枚

今日は休みだったので、御蔭祭(みかげまつり)の切芝神事(きりしばしんじ)を観に下鴨神社へ行って来ました。

御蔭祭とは、
賀茂御祖皇大御神の若返りを願うため、
御蔭山において御生(みあれ)された御神霊を再びお迎えし御本宮の和御魂(にぎみたま)と御一体におなり頂く祭儀です。
賀茂祭に先だって大御神様の御神威の甦りを祈る、それが御蔭祭です。




午後3時30分頃、雅な笛の音色と共に、行列が御蔭神社から下鴨神社に戻って来ました。


二葉葵の文様が何とも美しいです。
これは盾でしょうか。本宮に奉られるようです。


続いて、矢を持った方が来られました。
こちらも本宮に奉られるようです。


さらに、神馬が参りました。
装飾品などには、どのような意味があるのかまでは分かりませんが。。。


神馬の背に載っている傘のようなものの上には、鳥？が載っています。


さらにさらに、別の神馬が参りました。豪華な装飾品を付けています。


最後に、馬車が来ました。馬が何とも可愛いですね。


行列が糺の森を進んでいます。
これから、糺の森において切芝神事が行われます。



切芝神事にて行われる、東游(あずまあそび)です。
東舞(あずままい)ともいわれ、東国の風俗歌と舞を題材として作られたという説と、
安閑(あんかん)天皇の御代、駿河の宇土浜に天女が降ったという伝説をもとに作られたという2説があるそうです。
6人の舞人が神馬の前に進み出て舞を奉納します。


白杖が壮年の氏人(左側)から幼少の童形(どうぎょう)(右側)へと渡されます。
杖は古来から聖物とされ、進む方向を示す物とされていました。
杖の授受は御神霊の先導役の交替を意味します。
後ろに顔だけ見えているのが、神馬です。



還立(かんりゅう)の儀です。
切芝神事を終え、本宮へ向かいます。


神馬も本宮へ向かいます。


本宮へ進む姿を後ろから。



本宮の儀は、非公開のために見れませんでした。


最後に、御手洗池の傍に咲いていたツツジを撮ってみました。



初めて観た御蔭祭(の僅か一部)でしたが、雅で何とも良いものでした。